【加齢臭orミドル脂臭】違いをわかりやすくまとめました

 

ミドル脂臭・加齢臭の違い サムネ

 

「体臭」とひと言でいっても、口臭やワキガ、足臭など身体の部分によりニオイが異なります。

 

また年代によってもニオイの種類が異なります。それらは加齢臭やミドル脂臭などと言われます。

 

加齢臭やミドル脂臭…!?それってどちらも同じニオイなの?どんなニオイなの?…と、人によっては混乱するかも知れません。

 

そういう名前は聞くけど、どんなニオイなのか?からだのニオイだけに分かりづらいもの。

 

そんな素朴な疑問をスッキリできるよう、加齢臭とミドル脂臭それぞれの違いをわかりやすく挙げていきます。

 

さっそく次項からニオイの違いについて触れていきます

加齢臭とミドル脂臭ではニオイが違う

ニオイの違いについて

まず、ミドル脂臭と加齢臭はニオイがまるで違います。それぞれ臭いの特徴を例えると以下の通り。

加齢臭

  • ロウソクのようなニオイ
  • 図書館にある古本のようなニオイ
  • 青臭いチーズのようなニオイ

ミドル脂臭

  • 使い古した油のようなニオイ

 

とくに女性に嫌われるニオイはミドル脂臭とされています

 

その臭いは油っぽいニオイと表現されます。

 

どのくらい嫌われるのかというと、完全に女性から距離を置かれるほどのモノ。

 

そもそもミドル脂臭が放つ、まるで使い古した油のようなニオイ。

 

別名「つわり臭」とも呼ばれており、女性が嗅(か)ぐと、胸がムカムカするほどの不快感とされています。

 

ミドル脂臭はそれほど強く嫌悪感を持たれるニオイのため、女性が距離を置くのも無理はありません。

 

もし会社の女性部下との距離を感じたら、もしかして俺ミドル脂臭なのかな…!?と自身の体臭を疑う必要があるかも知れません。

 

ミドル脂臭のニオイの強さたるや、加齢臭と比較できないほどの強いニオイです。とうぜん周囲の人の印象も悪くなるため、要注意です。

 

加齢臭とミドル脂臭は発生する年齢が異なる

加齢臭とミドル脂臭、それぞれのニオイはどの年齢から発生するのでしょうか?

ミドル脂臭

  • 主に30代後半~50代くらい

加齢臭

  • 主に50代~

ミドル脂臭の年代からニオイの3重苦に!!

年代ごとにニオイの発生する種類は異なりますが、その中でもミドル世代(30代後半~50代)は汗臭、加齢臭、ミドル脂臭とニオイが同時に発生します。

 

もちろん個人差はありますが、その世代は一番体臭がキツイ時期になります。

 

また仕事上では部下を持つ年代のため、体臭ケアは必須となります。

 

ミドル脂臭・加齢臭・汗臭加齢による変化のグラフ

※出典:マンダム「男のニオイ総研」ホームページより

 

30代後半になると枕のニオイが気になってくると聞きますが、それって加齢臭ではなく実はミドル脂臭なんです

 

なぜでしょうか?次項で解説します。

 

皮脂分泌がもっとも盛んになる30代

日頃の生活習慣も臭いの強さに影響します。

 

中でも喫煙や飲酒は体臭を強くする原因。さらにストレスも体臭を強くする原因の一つと言われてます。

 

歳をとるにつれて皮脂の分泌量も増えていき、30代にピークを迎え、そこから徐々に低下していきます。

 

しかし、皮脂分泌が低下するとともに今度は加齢臭が発生してきます。人間は30代を迎えると常に体臭と向き合っていかなければならないのです。

 

女性より男性の方が皮脂の分泌が多いため、30代~40代といった働き盛りの脂ギッシュな男性をイメージされる方もおられると思います。そのような男性は体臭が強い傾向にあるようです

 

あなたの仕事場の上司は大丈夫ですか?

 

加齢臭とミドル脂臭では発生する箇所が違う

発生する箇所

ニオイと年齢についてこれまでみてきました。

 

次は臭いが発生する場所についてです。

加齢臭

加齢臭の発生箇所

  • とくに背中あたりから多く発生

ミドル脂臭

ミドル脂臭の発生箇所

  • とくに後頭部から首にかけてと耳の後ろ

 

加齢臭とミドル脂臭、発生箇所がそれぞれ微妙に異なります。

 

自分では臭いを確認できない場所という点では同じであり、特徴でもあります。

 

実はそれがいま問題となっているスメルハラスメントと関わってきます。

 

自分の臭いには気付きにくいもの。自分の鼻よりも遠い位置にニオイが発生するのであれば、自身のニオイも認識し辛いのは当然です。

 

現在ではスメルハラスメント対策として体臭チェッカーなる機器(アプリ)も販売されています。自身のニオイが気になる方は体臭チェッカーの記事だけでもご覧ください

 

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加齢臭とミドル脂臭では原因物質が違う

ちょっと深い話になりますが、臭いの発生する原因物質も違います。それらの原因物質を見ていきましょう。

加齢臭発生の仕組み

加齢臭

  • 加齢による皮脂の酸化

原因物質⇒ノネナール

 

ミドル脂臭発生の仕組み

ミドル脂臭

  • エクリン腺から出る汗の中の乳酸

原因物質⇒ジアセチル

 

なぜミドル脂臭の汗の中に乳酸が発生するのか?

ミドル脂臭の原因となる乳酸、原因の多くは生活習慣にあります。

 

ミドル脂臭の年代の方は仕事が忙しいという方が大半だと思われます。その場合、運動・スポーツをして気持ちの良い汗をかく時間もない方が多いのではないでしょうか?

 

人間の汗腺は動いていないと休眠状態に入ってしまい、働いている汗腺が少なくなってしまいます。

 

働いている汗腺が少なくなると、今働いている汗腺で汗をだそうとします。しかしそれが普段の汗腺の再吸収が行われない状態で汗をかいてしまい、大粒で粘度の高い汗をかいてしまうことにつながるのです

 

その汗はミネラルや乳酸を含んでおり、皮膚状の常在菌がその汗を代謝・分解することでジアセチルが発生することになります。そのジアセチルは皮膚状の皮脂の中鎖脂肪酸と混ざることにより、ニオイをさらに増やします。

 

ミドル世代の男性は皮脂の分泌量が多く、混ざった皮脂はネットリした脂となって、肌にこびりつきます。その脂を落とすには、しっかりとした洗浄力のシャンプーや、消臭成分配合のボディソープを使いましょう。

 

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ノネナールの原因は皮脂の酸化

年齢を増すごとに肌のうるおいを保つ皮脂の分泌は減少する一方で、パルミトオレイン酸という脂肪酸が皮脂腺の中に増加します。それと同時に過酸化脂質という物質も増えていく傾向にあります。

 

加齢臭の原因とされるノネナールの発生原因は、そのパルミトオレイン酸と過酸化脂質が結びつくことによるものです。

 

過酸化脂質を作る原因とは?

あまり聞きなれない過酸化脂質というキーワード。この過酸化脂質は人がストレスを感じ、活性酸素が増えることによってつくられる物質です。

 

活性酸素とは

活性酸素は酸素が体内に取り込まれる際にエネルギーを生み出す過程でつくられるもの。つまり生きていく上でつねに発生しているものです。

 

また過度な運動や過剰な飲酒、喫煙なども活性酸素を増やす原因ともいわれています。

 

パルミトオレイン酸を増やす原因とは?

まずパルミトオレイン酸の原料となる

  • 肉類
  • マヨネーズ
  • バター

などの脂質の摂取を抑えることがいいでしょう。

 

加齢臭とミドル脂臭の違いまとめ

ミドル脂臭と加齢臭の起こる年齢や発生個所は違います。

 

そのためニオイ対策をする際は、その個所を念入りにケアすることが必要です。

 

ざんねんながら年齢が増すことにより体臭が強くなっていく事はさけられません。

 

また体臭ケアにはふだんの食生活が非常に大切。「食べたものが出る」というイメージですね。

 

当サイトでも体臭軽減のための食事に関しての記事があります。気になる方はぜひ参考にしてください

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