髪のニオイは女性にとってとてもデリケートな問題です。そのためまわりの人にも相談し辛いもの。
ニオイを相談するお医者さんもなかなかいませんしね。相談できても「考え過ぎでは?」と諭(さと)されてしまいそう‥
そんな頭皮の臭い(におい)は女性ホルモンが減少してくる時期に気になりはじめます。
そのため女性ホルモンが急激に減少しはじめる40代あたりから、女性の頭部は加齢臭が気になってくる時期ともいえます。
いままでこんなニオイしなかったのになぜ?‥と感じるときがある日とつぜん訪れます。
もしそのニオイを周囲から指摘されようものなら、かなりのショックを受けるでしょう。
自分はまだニオイがしないという方は、まわりの人のニオイが気になることはありませんか?もし気になる人がいるとして、あなたはその人ににおいを指摘できますか?
…しかしながら他人のことはどうにもなりませんし、余計なお世話にもなります。ご自身がそんなことにならぬようニオイ対策はキチンとしておきましょう。
女性の頭のニオイ、加齢にともないどんな点に気をつければいいのか?本記事で触れていきます。
まずは頭のニオイの種類についてです↓↓
頭のニオイは2通りある
頭のニオイといっても臭う箇所は主に2つあります。
それは
- 頭髪のニオイ
- 頭皮のニオイ
です。
このように同じ頭部のほうからニオイが発生しても、その原因はまったく異なります。
ちなみに髪の毛自体にはニオイがありませんが、とくに髪の長い女性の方。ロングヘアは文字通り髪が長いためにニオイがつきやすい傾向にあります(面積がひろいとも言えます)
つまり頭部のニオイは頭髪と頭皮が複合されたニオイということです。そのため、頭皮ケアと頭髪ケアどちらか片方だけのケアでは、頭のニオイは完全には防げません。
また、頭のニオイはワキガなどとはちがい、明確な治療方法がありません。そのためニオイを軽減するのに非常に困難な箇所でもあります。
頭のニオイを軽減するには、頭髪と頭皮それぞれのニオイが発生する原因をまず知る必要があります。
それでは次項で頭髪のニオイのおもな原因を見ていきましょう↓↓
髪の毛のにおい
ニオイ物質にとって女性の長い髪は格好の隠れ家になります。
ロングヘアであるほど髪の表面積があり、そのぶん髪の毛がニオイを吸着することにつながるからです。
さらにダメージヘアの方は注意が必要です。
枝毛や切れ毛といった髪の表面(キューティクル)が痛んでいると、ニオイ分子は強固に付着し、持続的にニオイを出すことにつながります。
すなわち空気中に浮遊するニオイ物質などの吸着は、髪に状態によって左右されるというわけです。もちろん、自身の頭皮から分泌される加齢臭も髪の毛のニオイを強くしてしまいます。
…というか加齢臭って頭皮からも出るの?→それにはノネナールという物質が頭皮に関係している背景があります。
次項で追ってみましょう。
頭皮(地肌)のにおい
頭部から分泌される頭皮脂もカラダから分泌される皮脂と同様に、40歳を超えるにつれ皮脂腺のなかに、脂肪酸と過酸化脂質が結びついたノネナールが発生するようになります。
ノネナールは加齢臭のニオイの元とされている物質です。しかも頭部は皮脂分泌が盛んな場所であり、ノネナールが多く発生する個所でもあります。
またノネナールのほかにも皮脂腺から分泌された皮脂が毛穴につまり、その毛穴をふさぐことでニオイの元になることも考えられます。そのため、ケアの方法によっては頭のニオイに大きな差が生じることも考えられます。
加齢臭というとオジさんのイメージがしますが、加齢臭の発生の仕組みは男女共通です。
ロングヘアな女性ほど髪の毛にニオイがつきやすいのは先に述べたとおりです。ニオイが気になる方はキチンとケアをする意識を持ちましょう。…とは言ってもそのために大切なヘアスタイルを変えるのも無理があります。
もうすこし次項で髪の毛のニオイ対策について掘り下げていきます↓↓
頭のニオイの対策方法
頭から発生する臭いの原因が分かったところで、それぞれの対策方法についてこれから見ていきます。
ここから大切ですよ。
髪の毛のにおいを消すのに有効なミネラル水
髪が傷んでいるとニオイが吸着しやすいのは、なんとなく想像がつくと思います。
ですが問題なのは髪についたニオイを消臭すること。その臭いを取ってくれるのは、ミネラルを含んだ水が良いとされています。
そもそもニオイの分子は髪の毛のキューティクルが傷んだ場所に付着しやすくなっています。
ミネラル水を使うことによりその傷んだ部分にミネラルイオンが付着します。そのミネラルイオンとニオイ分子がイオン反応を起こし、ニオイを中和消臭してくれます。
知ってました!?
シャンプーに含まれている成分のおよそ7割程度が水です(精製水などの表記も)。ニオイをケアするにはその水にミネラルが含まれているものを使うことで、髪についたニオイの消臭効果が期待できます。
頭皮の皮脂のコントロールが大切
頭のニオイは頭の洗い方によっても差が出ます。以下の2点に注意しましょう。
その2点とは、
- 一日あたりのシャンプー回数
- 洗浄力が強すぎるシャンプーを使っていないか?
まず1日に二回、三回とシャンプーする人は注意が必要。
たとえば短いスパンで頭を二回洗うケースとして、夜にお風呂に入り頭を洗い、翌朝シャワーで頭を洗うケースがよくあるパターンです。
…で、ハッキリ言いますが一日に何度も頭を洗う必要はありません。
洗いすぎると皮膚に存在する常在細菌である表皮ブドウ球菌を根こそぎ落としてしまいます。
表皮ブドウ球菌とは?
健康的な皮膚を保つために必要な細菌。
表皮ブドウ球菌の働きとして、皮脂や汗をエサとして食べ、弱酸性の脂肪酸を産生し、皮膚面を弱酸性に保ちます。
体臭にとっては皮膚を弱酸性に保つことが良いとされています。
脂肪酸には皮膚に対する刺激が強く、ニオイ的にも強いものがあるのですが、表皮ブドウ球菌が産生する脂肪酸は、良い香りを作る脂肪酸を産生しています。
二つ目に洗浄力が強すぎるシャンプ―を使用していないか?について。
女性の場合、男性に比べて頭皮脂の分泌量はそれほど多くはありません。
そのため、洗浄力が強いシャンプーは選ばないようにしましょう。
…わかったような気がするけど、じゃあ実際どんなシャンプーを選んだらいいの?
そんな疑問が生まれますよね。
それについて次項で解説します。
どんなシャンプーを選べばいいの?
現在販売されているシャンプーには
- アミノ酸系シャンプー
- 高級アルコール系シャンプー
- 石鹸シャンプー
といった特徴のものがあります。
それぞれのシャンプーの種類によっては、洗浄力が強すぎたり、肌への刺激が強すぎたりとあります。
なので、シャンプーの種類ごとにその特徴を下の表にまとめました。
※スマホの方は表は横にスライドしてみることができます。
アミノ酸系 | 高級アルコール | 石鹸 | |
洗浄力 | ほどよい洗浄力 | 洗浄力がかなり強い | 洗浄力が強い |
安全性 | 肌や環境にやさしい | 肌が弱い人に刺激がある | 環境にやさしい |
泡立ち | マイルドな泡立ち | 泡立ちがとても豊富 | マイルドな泡立ち |
保湿力 | 洗い上がりしっとり | なし | 洗い上がりがキシむ |
頭皮のニオイの元となる皮脂を出し過ぎないようにするには、まいにちの洗髪で皮脂のコントロールをすることがたいせつです。
そのためには地肌の皮脂を摂りすぎずにうるおいをキープできるシャンプーをえらぶのがコツ。皮脂のバランスを整えることにもつながります。
それにはアミノ酸系洗浄成分のシャンプー製品をえらぶことをおすすめします。
頭皮と髪をやさしく洗うにはシャンプー選びが大切
頭のニオイを防ぐには、髪に吸着したニオイに有効なミネラル水を含む頭皮ケア向けのシャンプーを選びましょう。
星の数ほどシャンプーがある中で、私のおすすめはさくらの森さんのハーブガーデンです。
ハーブガーデンがなぜオススメなのか?
それはハーブガーデンならではの頭のニオイにアプローチする二つの作用があるからです。
それを次項で解説していきます。
皮脂を上手にコントロール!!アミノ酸系の洗浄成分
ハーブガーデンはからだとおなじ成分のアミノ酸からできています。
ハーブガーデンシャンプーで洗うとニオイの発生元となる余分な皮脂を落とす一方で、頭皮に必要なうるおい分の皮脂を残してくれます。
頭皮は皮脂分泌が多い場所。
そのため洗いすぎたり、洗浄力が強いシャンプーであることを知らずに使ったりすることで、本来頭皮に必要である皮脂の分まで除去してしまいます。
たしかにシャンプーでがっつり頭皮の皮脂を落とすとさっぱり感・スッキリ感は味わえます。ですがそれは洗ってすぐの間。一時的なものです。
身体にとっては必要な分の皮脂まで洗い流されたため、あわてて皮脂を余計に分泌します。
加齢臭の原因は皮脂の酸化であり、皮脂を多く分泌することは「ニオイの元が多くなること」
男性に比べて女性は皮脂の分泌がそれほど多くはありません。そのため皮脂のバランスを整えつつ、髪と地肌をやさしく洗えるアミノ酸系シャンプーが女性に適しています。
ミネラルを豊富に含んだハーブウォーターがシャンプーの内容の多くを占める
頭皮はケアしても、女性は髪が長くニオイがつきやすいため、髪に吸着したニオイも消臭することが必要となります。
髪の毛のニオイを消すのに有効なのは、ミネラル水とされています。ミネラル水の消臭作用は先ほど解説はした通りになります。
ハーブガーデンは、ミネラル水にくわえ、頭皮や髪にうれしい7種類のオーガニックハーブを配合しています。
ハーブガーデンをより効果的に使うために
せっかく加齢臭対策のシャンプーを使っても、髪を洗うタイミングや髪を洗う際に注意したいことを確認しておきましょう。
朝や昼の洗髪は注意が必要
いくら良いシャンプーを使用しても、外出前に洗髪するのは控えましょう。
外出前に髪を洗うことは生乾きの状態で出かけることになります。髪は濡れた状態がニオイのつきやすい状態であるため、たばこの煙や排気ガスのニオイを吸着してしまいます。
なのでどうしても外出する前にしか洗えない場合には、髪の毛をしっかり乾かす必要があるでしょう。
ただし、ドライヤ―の高熱で一気に乾かすことは髪の毛を傷めてしまう原因となりますので、時間をかけてやさしく乾かす必要があります。
夜お風呂に入って洗髪するのがおすすめ
洗髪するのは一日一回として、夜に洗うようにしましょう。
また体臭をケアするにはお風呂にゆっくりつかることも重要です。
体を一日中動かすことにより、体に乳酸がたまります。その乳酸に比例して汗の中にニオイの元のアンモニアが増えます。
その乳酸を減少させるには夜にお風呂に入ることで、嫌な体臭も軽減されます。
加齢臭の原因は頭皮の皮脂の酸化したニオイですが、汗の中の乳酸をうまく減らすことができないとさらにニオイが強くなります。
ニオイ対策としてNGな例
朝急いでシャワーに入るような生活の方は髪の毛も乾ききらず、体内の乳酸も減らすことができません。
そのため体臭が強いまま1日を迎えることになってしまいます。
体臭の観点からは、毎日夜にゆっくりお風呂につかり乳酸を減少させる習慣が最も良いでしょう。
まとめ
女性にとって髪の悩みはとてもデリケートな問題です。
女性ですからニオイに関して他から指摘されたくないし、されたらショックが大きい。そんなことがないように、頭皮と髪の毛のケアはしっかりと行うようにしましょう。
シャンプーをハーブガーデンに変えるだけでも対策が一つ完了できます。シャンプーを変えるだけなので何かしなければならないという余計な手間はありません。