TVCMでよく見かけるミノン。第一三共ヘルスケアの化粧品ブランドとして非常に多くの方に使われているものです。そのミノンの特徴はアレルギー原因物質を極力カットされておりとにかく肌に優しい洗浄剤。
ミノンはドラックストアやスーパーに行けば目立つ場所にもあるので購入もしやすいですし、赤ちゃんから大人まで使えるということで幅広い世代に使用されているボディソープと言えます。そんなミノンなのですが、加齢臭が気になる方にはオススメできるボディソープなのでしょうか?
今回はミノンの中でも顔・頭・体まで洗える「全身シャンプー洗いあがりしっとりタイプ」を実際につかってみてレビューしていきたいと思います。
ミノンの口コミは
実際に使用していく前にweb上での口コミをまとめていきたいと思います。
- シャワーで洗い流す際にヌルヌルしている
- すっきり感がなく洗っている感じがしない
- 値段が高い
- 石鹸ほど乾燥はしないけどやっぱり保湿剤は必要だった
- 泡立ちが悪いため使用量が多くなりコスパが悪い
- 香りが好きになれなかった
- 全身シャンプーなのですが、髪は専用のシャンプーが必要
- 髪には使えないのでボディソープとして使っています。
- やさしく洗うことで保湿力が上がっていくことを実感している
- 使うようになってからニキビが気にならなくなってきた
- 石鹸の香りのようなベビーパウダーのような優しい香り
- 肌が弱い娘の乾燥時期には手放せないアイテム
- 背中のかゆみがだいぶおさまっている
- あせもができやすくなる夏場に使うと肌の調子がいいです
- 泡タイプよりも香りのある液体タイプのほうが好みです
- コスパよりも使用感のほうを重視しています
- 体全体に使えるので楽でいいと思います。
口コミの傾向として
実際に使用している方の口コミの年代を調査したところ、口コミが多い年代は30代~40代。
敏感肌や乾燥肌の方向けの全身ボディソープとなっていますので、口コミの大半が肌の調子についてのものでした。
またこちらのミノンは全身シャンプーとなっていますが、頭への使用は意見が大きく分かれる結果となっていました。
ちなみに女性が気になる加齢臭の発生は30代後半~40代前半と言われています。敏感肌も気になるけれど加齢臭も気になるというかたもいるかと思います。
口コミからは臭いについての感想はほぼみられなかったので、含まれている成分や実際の使用感で見ていけたらと思います。
ミノンに含まれている成分
ミノンは有効成分を含む医薬部外品の全身シャンプーとなります。
こちらはミノンボトル裏の画像
写真からも分かるように植物性アミノ酸系洗浄成分配合と記載があり、肌のうるおいを落としすぎないように洗いたい乾燥肌・敏感肌のかた向けのボディソープです。ミノンは医薬部外品ですが、臭いを抑える成分を含むわけでもないですし、殺菌する有効成分なども含んでいません。
そのためデオドラント効果は期待できそうもありません。
その点は成分を見ながら解説していこうと思います。
こちらはミノンのボトル裏側の成分表示
ミノンに含まれている成分(ミノン公式HPより)
<有効成分>
アラントイン、グリチルリチン酸アンモニウム<その他の成分>
濃グリセリン、DL-PCA・Na液、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリ二ウムベタイン、N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸トリエタノールアミン、ラウリン酸ジエタノールアミド、クエン酸、パラベン、香料
洗浄成分はこちら
まずミノンに含まれている洗浄成分を挙げるとすると以下の2点となります。
- アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリ二ウムベタイン=ココアンホ酢酸Na
と長めの成分が記載されています。こちらの成分名は正式名称で書かれていますが=の後の成分と同じものになります。
まずはじめにココアンホ酢酸Naですが界面活性剤の中のアンホ(両面)界面活性剤にあたります。
特徴としてマイルドな洗浄力で低刺激な点。そのため皮膚に対する刺激が弱く、頭皮にも優しい使い心地となっています。赤ちゃん用のシャンプーや、お肌が弱い方向けの低刺激性シャンプーとしても使われている成分となっています。
次にココイルグルタミン酸TEAですが、ココイル=ヤシ油、グルタミン酸=アミノ酸系洗浄剤となっており石鹸と比べると脱脂力が弱く保湿力が高いという特徴があります。こちらの成分も肌の弱い人や皮脂分泌などが少なめでそれほど洗浄力が必要のない方向けの成分となります。
あと一点、ラウリン酸ジエタノールアミドは発泡目的で配合されているノニオン界面活性剤となっており、体にやさしい成分となっています。
以上3つの洗浄成分を見ていきましたが、すべて刺激性の弱い成分となっているところから、ミノンはやさしく洗える洗浄剤というのがよくわかってきます。
肌荒れやかゆみ、炎症を抑える有効成分
ミノンには肌あれ・あれ性肌を防ぐという特徴がありそれは以下の成分からわかるようになっています。
- アラントイン
- グリチルリチン酸
どちらの成分も抗炎症成分となり、グリチルリチン酸は漢方薬にも使用されているカンゾウエキスの主成分。アラントインは植物の葉や種子、カタツムリの粘液などからとれる成分で赤みや炎症を抑えてくれる成分となります。
保湿成分は?
価格的に高価なボディソープなどには保湿成分にヒアルロン酸などが含まれている場合がありますが、ミノンには濃グリセリン(医薬部外品表示)が配合されています。グリセリンに関しては毒性や刺激性はほとんどなく、アレルギーや副作用の報告もない成分で安全性は高いと考えられています。
実際の使用感として
実際の使用感をこれから見ていきたいと思います。
全身シャンプーとして使うことのできるミノンですが、今回頭には使用せずボディソープとして使っていきます。
まず泡立ちについてですが、アミノ酸系の洗浄剤となっており察しがつく方もいるかもしれませんが、泡立ちは良くありません。
手で泡立てた場合
泡立ちが良くないので、必ず泡立ちタオルでしっかり泡立ててから手で洗うようにするのが肌を傷つけないで洗うコツです。タオルでゴシゴシするよりも洗いあがりの肌は全然違います。
実際に手で泡立てる場合と泡立ちタオルを使うのではここまで違います。
写真は2プッシュ分の泡になります。
ミノンは泡立ちが悪いという口コミが多いのですが、泡立ちタオルなどを使用してきちんと泡立てれば問題はありません。(もちろん泡立ちは良くはないほうですが…)
液体を体に塗るような洗い方よりもきちんと希釈した泡で洗ったほうが肌にもやさしく洗えますので、泡立ちタオルがない方は必ず使いましょう。
実際に洗った感想
泡自体はさらっとした泡で、シャワーで洗い流すと石鹸系の香りと共に肌にヌルっと残る感じがします。口コミでよく見かけられた肌がツルツルorヌルヌルするっていう2つの意見で割れていましたが、管理人的にはヌルヌルっていう感触が近いと感じました。
ボディソープの特性からさっぱりと洗えるボディソープではなく肌の油分を残すような洗い心地。ゆえにやさしい洗い心地を感じられるボディソープでした。香りも主張しすぎないやさしい香りですね。
加齢臭が気になる方は?
まず結論からいいますと、加齢臭対策として考えるならもっと効果的なボディソープがありますし、ミノンはそもそも敏感肌・乾燥肌に悩む方向けのボディソープ。そのため加齢臭が気になるのであればほかのボディソープをお勧めします。⇒女性の加齢臭におすすめ!若さを保つ!匂いケアボディソープ5選
ニオイが気になるからといって洗浄力があまり強くないボディソープで一所懸命ゴシゴシ洗うのはNGです。
加齢臭対策のボディソープを使うにはニオイの原因となる雑菌を抑える有効成分や防臭作用のある保湿成分を含む洗浄剤を選ぶことが重要です。
ミノンは有効成分を含む医薬部外品のボディソープなのですが、グリチルリチン酸とアラントインの2つの成分は抗炎症剤のため肌荒れなどを抑える成分。シンプルかつ肌に優しい成分で構成されており、加齢臭・ミドル脂臭向けボディソープに含まれているような殺菌剤や消臭成分はふくまれていません。
つまりシンプルに肌にやさしい洗浄剤となります。
また体に優しい洗浄剤であるため、べったりとした汗をかくような方や皮脂分泌が多くさっぱりとした洗い心地を求める方には満足ができない洗い心地かもしれません。実際にあらった感じシャワーで洗い流す際はヌルヌルします。そういった使用感も好みではないという方もいるかもしれませんね。