汗臭と加齢臭をリセット-柔軟剤の正しい使い方を理解しよう

 

 

体臭対策の方法として、食生活の改善やからだの洗い方が真っ先に思い浮かびます。

 

‥が、ご自身の着衣についたニオイの消臭も大切です。具体的に言うと、仕事場で着ている作業着や普段着ている衣類の消臭です。

 

考えてもみれば体臭=カラダのニオイ+着衣のニオイです。

 

周囲の人は律儀にわざわざ身体のニオイと着衣のニオイを別々にして伝えてくれたり、理解してはくれません。すべてひっくるめてその人のニオイなのです。それを体臭、あるいはひと言で「臭い」と言ってくるのです。

 

体臭は着ている衣類のニオイも含めた上でのもの。いくら体臭をケアしていても、衣類のニオイがしっかり消臭できていなければ結局クサいまま。

 

そんな衣類のニオイを解決するため、非常に有効なのが衣料用の柔軟仕上げ剤を使うこと。

 

‥しかし毎日洗濯をしている方でもあまり柔軟剤を使わない方や、使ったことがなく、そもそも柔軟剤ってどんな役割なの!?という疑問を方も実際におられます。

 

そこで今回はその柔軟剤の役割と正しい使い方について解説していきます。

 

※体臭対策を考慮した洗濯の仕方についてはこちらでまとめています。

【スメハラ対策】ミドル脂臭・加齢臭が消えるおすすめ洗剤・洗濯方法

 

※テレビ番組でも紹介された衣類の最強消臭スプレーを購入。実際にテストしました。

【デオラボ イオンクリア口コミ】衣類の最強消臭スプレーを使って見えた弱点!?

 

さっそく次項から核心に触れていきます↓↓

 

衣料用の柔軟仕上げ剤はどんな役割なの!?

 

柔軟剤とは!?という方に、まず柔軟剤の基本的な役割について説明します。

 

基本的な柔軟剤の効果として、

  • 衣類をふんわり柔らかく仕上げる
  • 静電気を防ぎ、まとわりつくほこりの吸着による黒ずみを防ぐ
  • 繊維同士のすべりをよくし、衣料の毛玉・毛立ちを防ぐ
  • 洗濯ジワや、脱水後の衣料のからまりを防ぐ

ということから衣料の肌触り、静電気や型崩れを防止するなど衣料を守り、着心地をよくする役割が柔軟剤となります。なので長持ちさせたい衣類にはぜひ柔軟剤を使いたいもの。

 

また柔軟剤の基本的な効果のほかに、香りや抗菌などをプラスアルファした製品が、最近の柔軟剤としての位置づけとなっています。

 

要は食べ物やたばこのニオイなどからも守り、なおかつ、いい香りまでつけてくれるというわけです。

 

そんな柔軟剤ですが、様々な製品がありどれを使ったらいいのかわからない方も多いと思います。

 

次項でさっそくオススメの銘柄を挙げていきますね。

 

管理人的にはソフランがオススメ!

柔軟剤といっても種類を挙げると相当な数がありますよね。

 

メーカー関係なく思いつくものをざっと挙げただけでも、

  • ファーファ
  • ダウニー
  • ハミング
  • ソフラン
  • レノア
  • ボールド
  • さらさ
  • フレア‥

メジャーどころを挙げただけでもこれだけあるんです。日本国内にはさらにこれ以上の柔軟剤があります。

 

‥でなんですが、まずポイントをひとつ。特徴がそれぞれあるとはいえ、日本製をものを選びましょう。

 

海外製品ならではの特徴やメリットもありますが、入手もしずらく、香りが強すぎたり、香りが独特なものもあります。そういったものは逆にスメルハラスメントの原因にもなり得ます。

 

柔軟剤の香りは決してスメハラにはならないという保証はどこにもありません。どんなニオイでも臭いを感じる個々の感覚いかんではスメハラに発展しかねません。何のニオイでもその人がダメと感じて声を挙げたらスメハラになりかねないのです。

 

話をもどして、その数あるメーカーの中から人気があって信頼性が高い製品を使いたいもの。管理人の例で恐縮ですが、ウチはライオンから発売されているソフランを愛用しています。

 

 

このライオン・ソフランの特徴は、部屋干し抗菌成分が配合されており、部屋干し特有のイヤな臭いを防いでくれます。そして消臭ハーブカプセルの効果も非常によいものです。しっかり消臭もしてくれ、ニオイが丸一日気になりません。

 

大手メーカー製の市販品なので入手がしやすく、価格も取り立てて高額ではありません。香りのラインナップも豊富です。個々の好きな香りがみつかりやすい点もうれしいポイントですね。

 

仕事が忙しくて満足に外干しできない方や、独身の方、梅雨時など、部屋干し率が高い方にライオンのソフランおすすめです。

 

※追記で、

同じソフランからより消臭&香りに特化したプレミアム消臭ストロングが発売されています。私も入手し実際に洗って感想を書きました⇒ソフランプレミアム消臭ストロングでオジサンの洗濯物のニオイが消せるのか?

 

今さら聞けない柔軟剤の正しい使い方

柔軟剤の落とし穴というか、使い方を間違っている方が多いようです。

 

全自動洗濯機の場合、基本的な柔軟剤の使うタイミングとして、

  1. 洗剤で衣類の汚れを洗う
  2. すすぎによって衣類についた汚れと洗剤を落とす
  3. すすぎの水がきれいになったら、柔軟剤投入口にセットされた柔軟剤で仕上げする
  4. 脱水

という流れになります。

 

全自動洗濯機であれば、柔軟剤を柔軟剤自動投入口にセットするわけですが、実はきちんとした投入方法を知らない方もいるようです。ライオンの公式HPによると、その割合が実に4人に1人以上。

 

その間違った方の使い方として

  • 洗剤と柔軟剤を洗濯機に一緒に入れている
  • 洗剤と柔軟剤を洗剤自動投入口に入れている

ということが挙げられます。

 

洗剤と柔軟剤の投入場所は全自動洗濯機であれば、異なるということは必ず覚えておくことにしましょう。

 

一緒にいれてはいけない理由

洗剤と柔軟剤を一緒に入れて使用すると、お互いの成分が効果を打ち消してしまいます。一緒に投入してはいけません。

 

また二槽式洗濯機や手洗いの場合はすすぎの水がきれいになった時に入れるようにしましょう。

柔軟剤を投入後には2,3分浸すか(手洗い)洗濯機を回すようにしましょう。

 

衣類についた皮脂汚れは柔軟剤の選び方ではなく洗い方

柔軟剤の役割として勘違いされがちなのが、

  • 汚れを落とすこと
  • 臭いを除去すること

はできません。

 

汚れや臭いを除去するのは洗濯用洗剤の役割であり、柔軟剤は衣類などをきれいに洗ったあとの「仕上げ剤」となります。

 

そのため、ガンコな皮脂汚れなどからくる臭いをキチンと落とさずに柔軟剤仕上げをしてしまうと、汚れのうえに新たな香りを上書きする形となってしまい、悪臭をはなつ原因へとつながります。

 

皮脂の汚れは油ものなどが多い食生活や加齢にともなって増えていくものです。洗濯の際にはあらかじめそういった洗濯物を分けると効率良く洗濯することができます。

 

たとえば30代以上の男性などの衣類は皮脂分泌が非常に多いため、洗濯物を分けておきましょう。

 

そして以下の洗濯方法でしっかり皮脂を落としましょう。↓↓

 

衣類の皮脂を落とすにはぬるま湯を使おう

人間のカラダから来る皮脂は摂取した脂質によってできたもの。つまり油です。

 

そのため、冷たい水でいくら洗濯機を回しても衣類の染み込んだ油はとれないどころか蓄積していきます。

 

そんな時には40℃くらいのぬるま湯を使うようにしましょう。

 

食器を洗う際に油がついた皿やフライパンを洗う場合、水が冷たいとなかなか油がとれませんよね。それと一緒で衣類にも同じことが起こるわけです。

 

衣類の生地、繊維によっては温度の指定などもあるでしょうから、服についているラベルを確認して、あまり熱すぎない温度(40℃くらい)のぬるま湯を使うようにしましょう。

 

服についた皮脂を浮かすには30分~1時間程度のつけ置きをしてから洗濯機で洗うようにするといいですよ。手間と時間はかかりますが、やるとやらないでは臭いや汚れの落ちがまるで違います。

 

汚れを落とすなら漂白剤を使用するのも効果的!

ガンコな皮脂汚れや除菌、シミ取りをしたい場合は漂白剤がとくにオススメです。

 

漂白剤といっても塩素系漂白剤と酸素系漂白剤とありますが、色柄ものなどを洗濯する場合には、酸素系の漂白剤を使用するように注意しましょう。

 

酸素系と塩素系の漂白剤について以下にまとめましたので参考にしてください。

塩素系漂白剤

  • 次亜塩素酸ナトリウムが主成分
  • 漂白力が強く染料まで脱色してしまうことがあるため、色柄物には使用できない
  • 強いアルカリ性なので、綿・麻・ポリエステル・アクリル素材のみに使える
  • 漂白力は酸素系よりも強力

 

酸素系漂白剤

  • 過酸化水素や過炭酸ナトリウムが主成分
  • 染料を脱色しないので、白物にはもちろん色柄物にも使用することができる
  • 塩素系よりも漂白力は劣る

 

衣料のタグに記載されている取り扱い表示とその意味のまとめはこちら。

衣料の取り扱い表示 表示の意味
塩素系漂白剤と酸素系漂白剤が使用できる
酸素系漂白剤のみ使用できる
漂白剤は使用できない

 

漂白剤を使用する前には服についているタグを確認しましょう。

 

まとめ

柔軟剤は着心地や静電気を防ぐ以外に、香りや抗菌の役割までしてくれます。

 

ですが、使い方を間違うと悪臭をはなつ原因にもなってしまいます。

 

ニオイの原因となる皮脂汚れは、漂白剤やぬるま湯などを使用し、キチンと落としてから柔軟剤で仕上げをすると臭いに困ることがなくなります。

 

強すぎる香りの柔軟剤を使用するのは香害となる恐れがありますので、周りのことを考え、不安なら控えめなものを選ぶようにしましょう。