旦那の便臭がくさい!そんな旦那さんに悩む奥さんや子供は結構多いんですよね。
朝旦那が入った後の臭いトイレ入るのがストレスに感じている人も多いはず。そこで便臭を抑えるココアのパワーについて見ていきたいと思います。
ココアが便臭を抑える理由って?
ココアは、カカオの身を炒って、種皮と胚芽を取り去った後に残る胚乳を粉末にしたものです。
その中にはビタミンA、ビタミンB郡、ビタミンE、ミネラルが豊富で高たんぱくで高脂肪食品とされています。その中でも特徴として食物繊維のリグニンがココアには豊富に含まれています。
ココアが便臭を抑える理由としてココアに含まれている食物繊維のリグニンが作用していると考えられています。
ではそのリグナンがどのように便臭の抑制に働きかけるのか2点挙げてみました。
- 腸内でのニオイ成分が減少する傾向がある
- ニオイ成分をリグニンが吸収して便とともに排出する
その2つの働きを1点づつ詳しくみていきたいと思います。
1.腸内でのニオイ成分が減少する傾向がある
腸内環境を正常に保つためには善玉菌と悪玉菌のバランスが重要なことから、「ヨーグルトを摂取しましょう」とTVなどでよく言われていますよね。ヨーグルトは善玉菌を多くする作用があるというのはご存知のとおりです。
善玉菌と言われているビフィズス菌などは、腸内の消化・吸収を助け、免疫力を高める役割があり、悪玉菌と呼ばれているウェルシュ菌などは腸内のたんぱく質を分解して有害な物質をつくると言われています。
つまり善玉菌が増えて悪玉菌が減ることで便臭が落ち着き、そのバランスが逆になってしまうと便臭はキツイ臭いとなってしまいます。
ココアに含まれているリグニンは善玉菌を活性化させ、元気にする作用があるとされています。
同時に食物繊維であるため、腸内の蠕動(ぜんどう)運動を亢進させることで食物が腸内で停滞させないように働きかけます。便臭の軽減には停滞してニオイ成分に分解される時間を短縮することも重要となります。
2.ニオイ成分を食物繊維のリグニンが吸収して便とともに排出する
便臭の原因として腸内でたんぱく質や脂肪を摂取した際に、悪玉菌がニオイの強い成分(アンモニア、インドール、スカトール、硫化硫黄など)に分解することで便臭が強くなってしまいます。
その臭いの原因となる悪玉菌をきれいに掃除して体外に排出してくれるのは、リグニンなどの食物繊維です。食物繊維や悪玉菌が出した毒素や有害物質などをまとめて吸着し便として排出してくれます。
食物繊維は2種類あります
食物繊維には
- 水に溶けない不溶性食物繊維
- 水に溶ける水溶性食物繊維
と2つの種類によって分けられます。それぞれ体内での生理作用が大きく異なります。
不溶性食物繊維 |
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水溶性食物繊維 |
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ココアに含まれているリグニンは不溶性食物繊維に分類されます。糞便を増やす効果があり、柔らかくする作用もあります。そのことから便秘の予防効果をもたらしてくれます。
年齢を増すごとに便秘が急増する
習慣性の便秘には、食物繊維の摂取不足が大きく関与していると言われています。
日本人の食物繊維の目標摂取量は
- 男性 20g/1日
- 女性 18g/1日
とされていますが、下の表を見ていただくとわかるとおり明らかに摂取量が足りていません。
日本人の食物繊維摂取量(g/日)
年齢 男性 女性 20~29歳 12.5 11.5 30~39歳 13.5 12.6 40~49歳 13.5 12.2 50~59歳 14.1 14.2 60~69歳 16.6 16.4 70歳以上 17.3 15.5 ※厚生労働省「平成25年国民健康・栄養調査報告」より
表と比較するに若い世代ほど食物繊維の摂取量が少ない傾向にあります。

また赤ちゃんの便はあまり臭くないですが、お年寄りの便はすごくニオイが強い傾向にあります。その理由として40代を過ぎたころから腸内の汚れは一段と進みやすくなります。
その理由として腸内の善玉菌は歳を重ねるにつれて大きく減少してしまうからです。そのため便臭を抑えるにはヨーグルトを摂取して善玉菌を増やすのと、善玉菌自体を活性化させることが必要となるのです。
介護施設現場ではかなり前から知られているココアパワー
ココアが便臭を抑えるということは介護施設現場ではかなり前から知られていることです。
介護の現場の職員の悩みの一つとされているが排便の臭い。便の臭いが少なくなるだけでも精神負担が減ることから便臭の低下は望まれているとされています。
まとめ
ココアの便の臭いを抑える作用はリグニンと呼ばれる食物繊維によるものです。
ココアで食物繊維が手軽に摂取することができるのは覚えておいて損はないと思います。また腸内環境を整えるにはビフィズス菌を摂取することも重要です。
加齢によって便臭は強くなる傾向にありますので早めに対策するようにしましょう。