髪のニオイは女性にとって気になるもの。
髪が長ければ長いほどニオイは付きやすくなるため、ロングヘアな方はその辺りも考慮した髪のケアも大切。
あくまで「表面積」でいうと、女性のロングヘアは体表にも匹敵するほどの広さである‥ご存じでしたか?
髪の毛が傷んでいる状態(ダメージヘア)はとくにニオイがつきやすい状態。そんな方はタバコの煙や食事のニオイなどが髪に付き放題になっています。
頭のニオイは頭皮のニオイと髪の毛のニオイの複合臭と言われています。頭のニオイをなくすには、髪と地肌のケアを両方行う必要があります。
ワキや足に吹くスプレーやクリームなどは消臭グッズでありますが、髪の毛についた臭いを消すスプレーは目にしません。また頭のニオイの専門医などもおりません。
頭部のニオイが気になるなら、ニオイがつかないよう普段からケアしておく必要があります。
そんな髪のケア方法について次項で触れていきます。
頭のニオイは毛髪のケアも重要!!
髪は女性にとって非常に大切であり、髪のケア方法も人それぞれ違います。
毎日のヘアケアの仕方により、髪に付着するニオイに大きく差がでます。
まず、髪が痛んでいるとニオイに大きく影響します。
毛髪の傷みの原因としてよくあるのが、
- 髪の毛の洗いすぎ
- ドライヤーで乱暴・雑に乾かす
- パーマや染色(カラー入れ)
- 洗浄力が強いシャンプーであるのを知らずに使う
- 紫外線
痛んだ髪がにおう要因として、髪が痛んでキューティクルがはがれている個所にニオイ分子が付着しやすくなることが挙げられます。
そのことから、髪が痛み髪表面のキューティクルが壊れることで、
- 髪のツヤ
- 切れ毛
- まとまりが悪くなる
のほかに臭いまでもつきやすくなってしまいます。
ミネラルウォーターが頭髪のニオイを消臭する!?
・髪の毛はコルテックス(毛皮質)のまわりを、かたい角質のキューティクル(毛表皮)が覆っています。(下図を参照)
(画像はイメージです)
その状態からパーマやカラーといった強い液で髪の毛が痛みます。それによりキューティクルが剥がれていってしまい(下の画像参照)そこからニオイ成分が入り込みやすくなります。
(画像はイメージです)
ニオイ分子には必ず極性があり、プラスかマイナスに帯電しています。
↓
そのニオイ分子をイオン反応させることにより、ニオイを中和することができます。
↓
その髪の毛についたニオイを消すのに有効なのがミネラルウォーターとなります。
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ミネラルウォーターにはプラスマイナスそれぞれのミネラルイオンが存在しています。
↓
そのミネラルイオン分子とニオイ分子と反応を起こすことにより、中和消臭が可能となります。これをイオン交換消臭といいます。少し難しいハナシですがこういうことです。
じゃあどうすればいいの?ということです、それは次項をご覧ください。
ミネラルイオンでニオイ分子から髪を守る
髪のキューティクルがめくれてしまった箇所にニオイ分子が付着すると前項で言いましたが、ニオイ分子が髪につくまえに、ミネラルウォーターのミネラルイオンを髪に付着させることで、ニオイが髪に付着するのを防げるのではないか?と言われています。
髪の毛についたニオイを消すスプレーは見かけませんが、ミネラルウォーターを使い髪にニオイが付く前に吹きかけるということです。※上の画像参照。
ミネラルウォーターはコンビニでも買えるもの。手軽に髪のニオイ対策が行えるというわけです。
ではそのミネラルウォーターを使った消臭剤の作り方と使い方を次項で説明します。
ミネラルウォーター消臭剤の作り方
ミネラルウォーター消臭剤を作る際に大切なこと。それは「硬度が高いものを選ぶこと」です。
必ず「1リットル中に1,000ミリグラム以上硬度が含まれたミネラルウォーター」を選びましょう。
重要なのは水に含まれているミネラル分。
具体的にどんなミネラルウォーターを選べばいいのか?=Contrex(コントレックス)が良いでしょう。硬度の高いミネラルウォーターの定番製品がコントレックスです。
ドラックストアやスーパーなどで1.5リットル=150円~200円程度で購入できます。
コントレックスは1リットル当たり1,400mg以上を含む「硬水」です。お通じがよくなることからダイエットなどで大ヒットになったあのミネラルウォーターです。
今でもダイエットに意識が高い方はこのコントレックスはマストアイテムでしょう。飲料水として飲むには硬度が高いことから、結構好き嫌いが大きく分かれるとは思います。
※余談ですが、今回コントレックス入手にあたり500mlペットボトルを最寄りのドラッグストアやスーパーで探したのですが、1.5リットルはあれど500mlペットボトルが見つかりませんでした。私が地方の奥地に住んでいることが大きいと思うのですが、今回の件に関係なく地方でコントレックス500mlペットをお探しの方は最初から通販で探された方がいいかもしれません。
‥ということで硬水のコントレックスを頭髪のニオイ予防として使用します。
※ちなみに硬度約1468mg/Lとコントレックスのパッケージに記載されています。
ちなみにあのエビアンも硬水ですが、コントレックスのほうがより硬度が高く、消臭スプレー向けといえるでしょう。
なおミネラルウォーターをそのまま使うよりも、より効果的に使用する方法があります。以下の「ミネラルウォータースプレーの作り方」を参考に作ってみます。
ミネラルウォータースプレーの作り方
- 1日~2日程度冷蔵庫に静かに保管する。
- そっと取り出して上半分か1/3程度取り出します。(飲んでもかまいません)
- 残りの分をスプレーの容器に移す。
- 使用する際によく振って髪にスプレーする。
水に含まれているミネラルは時間が経つことでボトルの下に沈殿します。
ですので1日から~2日冷蔵庫に静かに入れておくといいでしょう。
ミネラルウォータースプレ―はミネラル分が凝縮されている部分を使うようにしましょう。
ミネラルウォータースプレーを作るポイント
出来上がった実物が以下の画像のもの。スプレー容器は100円均一のもので十分です。水と容器合わせても非常に安くつくれます。注意したいのは水そのもの。長くは持ちません。飲み水と同様の認識で安全のため古くなったら捨てて下さい。
ミネラルウォータースプレーはいつ使うの?
スプレーの使うタイミングはお風呂上がりの使うか、出かける前などに使用するのがいいでしょう。
出かける際には、かならず水分をしっかり乾かしてから外に出るようにしましょう。
‥というミネラルウォーターを使った消臭スプレーの作り方でしたが、私も実際にやってみて強く感じたことがあります。それは単純に面倒くさいってこと。
わざわざコントレックスを探しにお店を何件も回り、ミネラルウォーターのみを買う。そしてペットボトルに移し替えて1日~2日程度置いておく。…時間も手間もかかります。ぶっちゃけ面倒くさかったです。スプレーするためヘアスタイルを気にする方にはそもそも不向きです。
そんな私と同じ志?を持つ方に次項でさらに掘り下げます。
ミネラルウォーターをベースとしたシャンプーがある
ミネラルウォーターに含まれているミネラルイオンは、中和消臭やキューティクルがはがれた部分に付着することでニオイから髪を守ってくれる働きをする、のはこれまで解説してきたとおりです。
つまり髪のニオイ防止には、髪のキューティクルを守る必要があるということ。
髪の毛は頭皮のニオイと、外気のニオイの両方のニオイを吸着してしまうため、ロングヘアな方はとくに意識をする必要があります。
それには毎日使うシャンプー選びも重要なポイント。
これまで説明してきたミネラルを豊富に含んだシャンプー製品があります。次項でさらに説明します。
ミネラルを豊富に含んだハーブガーデンシャンプー
※画像はハーブガーデンシャンプー
髪の毛のニオイですから当然使うシャンプーにも注意を払うべきです。
対策に向いたシャンプーで毎日洗いたいものです。わざわざ消臭スプレー作って使う手間も省けるし一石二鳥。ヘアスタイルにも影響しません。
こちらのハーブガーデンはミネラルを豊富に含み、たくさんのハーブを配合したハーブウォーターをベースにシャンプーが作られています。
ミネラルは髪のキューティクルがはがれた部分に付着するため、ニオイ分子の付着を防止してくれます。
ハーブガーデンシャンプーは髪に対して以下のような利点があります。
- 髪や頭皮にやさしいシャンプー(アミノ酸系洗浄成分)
- 高保湿成分が含まれている(ヒアルロン酸etc‥)
髪や頭皮にやさしいアミノ酸系のシャンプー
頭皮の皮脂の分泌量は男性ほど女性は多くはありません。
そのため石油系や高級アルコール系とされる洗浄力が高いシャンプーで洗うと地肌に刺激があったり、皮脂のとりすぎによる余計な皮脂分泌を促してしまうことから、頭皮のニオイを強くしてしまう恐れがあります。
女性の頭皮は余分な皮脂だけを洗い落とすだけで十分。髪とおなじアミノ酸系のシャンプーを使うことで地肌に必要なうるおいをきちんと残してくれます。
ヒアルロン酸などの高保湿成分が含まれている
髪の毛が乾燥することでキューティクルが剥がれ、パサパサになったり髪がまとまり辛くなる。
それにはヒアルロン酸など保湿成分を含んだシャンプー、コンディショナーを使うことにより潤った髪の毛を保つようにしましょう。
ハーブガーデンのコンディショナーはヘッドマッサージクリームとしても使えます。血行促進が期待でき、頭皮環境を整えることにもつながります。
髪を乾かすときにドライヤー熱のダメージからも髪をまもってくれるので、髪のダメージが気になるひとにも。
髪のニオイは髪を洗うタイミングも重要!
頭のニオイを防ぐには、出かける前にシャワーに入って髪を洗うのは避けるべきです。髪が濡れているとニオイが付きやすいからです。
またきっちり乾かすには時間もそれほどないでしょうから、急いでいるときはドライヤーで乾かす際も高温になりがち。
高温のブローで髪を一気に乾かすと髪を傷める原因になるため、時間に余裕があるときに髪を洗いましょう。
またきちんと髪を乾かしてから寝るようにしましょう。十分に乾かないまま髪が湿ったままで寝ると、雑菌やカビが繁殖しやすくなります。それでは逆効果。要注意です。
まとめ
髪のキューティクルが剥がれると、ニオイが髪に付着しやすくなります。
洗浄力が強いシャンプーを日頃使っている方は、シャンプーを今一度見直してみましょう。
また髪にニオイが付着してしまった場合は、硬水などのミネラルウォータースプレーを使い、中和消臭する方法も紹介しました。手間はかかりますが気になるかたは試してみてください。