これから仕事をしていく上で相手によく見られたいという気持ちは誰にでもあるものです。
それは仕事に対しての取り組み方や、キチンとした身だしなみをすることで印象良く見られていくもの。
この四月から入社したての新入社員の方々は、まず良好な人間関係を築くため、そういったことにも真剣に取り組まなくてはなりません。
身だしなみの中でも身体のニオイというものは目に見えないもの。しかし体臭はその人のイメージを大きく左右しかねないものです。
体臭がキツイことで好きや嫌いに変わってしまうことも大いにあるため、身体のニオイは気をつける必要が十二分にあります。
一流な理想の上司にはまず身だしなみがキチンとしていない人はいません。
体臭ケアは仕事を成していく上で必要なこと。優秀な上司ならその点にも気を配り、キチンとケアしているのです。
社会で仕事をしていく上で体臭はマイナスでしかありません。
これから暑い時期を迎えるまえにもし自身の臭いが気になるなら、このページを参考に対策をしていただければと思います。
体臭は自分では気づけない!!
自身の体臭は鼻がニオイに慣れてしまうため、いくら臭っていたとしても本人は気づけません。
また体臭は相手に伝えずらいものであり、知らぬうちに周りの人から敬遠されてしまうことも…
もし自身の臭いが気になるなら自分のどこから臭いがしているかチェックするのが体臭対策への第一歩です。
自分の体臭をセルフチェックするのにもっとも簡単な方法があります。お風呂に入ることです。
人間の鼻はお風呂に入ることで嗅覚をリセットすることができます。
そのため、お風呂から出たあとに着ていた服の臭いを嗅ぐと、自身の臭いをわかりやすく確認できます。

手軽に確認できる方法としてお風呂に入って嗅覚をリセットし、着ていた服の臭いを嗅ぐのがお金をかけず簡単にできる方法と言えるでしょう。
10代~20代の汗臭はシンプルなツンとしたニオイ
若いころは「ツン」とした強いニオイであるのが特徴です。(皮膚自体の新陳代謝がはげしいことからでる角質(アカ)と発汗が常在細菌により分解されたことによるニオイ)
新入社員である10代~20代のニオイは強くストレートな臭いで、ニオイの原因もはっきりしているため、解決方法もシンプルです。
足の臭いも同じ!?
ちなみに足の臭いも同じです。新陳代謝によって出てくる古くなった角質と汗が分解されることでニオイが発生する、という同じようなメカニズムになります。
特に気になるワキの臭い
多くの方が気になるのはワキから出る臭い。
最近では、スメルハラスメントという言葉とともに、ワキの臭い=ワキガと勘違いしてしまい悩む方も少なくないのが実情です。
世間的にも知名度(!?)の高い身体のニオイでもあり、ネガティブなイメージもあるだけに自他共にデリケートになりやすい体臭です。
どうしてもワキの臭いが気になる場合は、一旦落ち着いて、自身がワキガ体質であるかどうかをチェックする必要があるでしょう。

そのため、とくにワキガ体質ではないのに、自身の臭いが気になりすぎて自分がワキガ体質だと思いこんで悩んでしまう方も少なくないのです。
自分がワキガだと思いこんでしまう方は、周りの人の反応(鼻をすする、せき込むなど)を過剰に気にするあまり、そのように感じたり悩んでしまう方が多いのが実情です。

汗臭やワキの臭いの対処方法
若い人の汗のニオイは、時間が経過するごとにニオイが「ツン」とした、強くストレートなニオイになっていきます。
ですが、においの原因である角質をお風呂に入ってキチンと洗浄し、菌や微生物を殺菌する有効成分を含む医薬部外品の石鹸やボディソープなどで洗うことで、ニオイを容易に抑えることができます。
まずは、いつも使っているボディソープや石鹸が、
- 化粧品か?
- 医薬部外品か?
確認してみましょう。
身体の洗いすぎに注意しよう!!
ニオイ対策において間違ったケアをしがちなのが、体を洗いすぎることです。
皮膚の表面には表皮ブドウ球菌という常在菌が存在しています。その常在菌は雑菌の繁殖を抑えるバリアの働きをしてくれます。
身体のニオイが気になるからといって体を洗いすぎると、臭いを抑えるバリアの役目をはたしてくれるブドウ球菌まで洗い流してしまうことにつながります。

身体を洗うものは、くれぐれもナイロンタオルのような刺激の強いものはできるだけ避けるようにしましょう。(ザラザラで肌への感触が粗いタイプのものはNG)
夏場のワキの臭い
やはり気になるのは夏場のワキの臭い。
ワキが臭くなる原因はアポクリン腺が多く分布している箇所であるからです。
そもそも汗腺には
- ニオイの成分がほとんどないエクリン腺
- ニオイの汗を分泌するアポクリン腺
との2つが存在します。
アポクリン腺は人間の進化の過程において、異性を惹きつけるフェロモンのような役割を担っていたもの。しかし現代においては、その臭いさえも敬遠されるほど、ニオイに過敏な社会になっています。
そのアポクリン腺が分布しているワキの臭いの対策をいくつか紹介していきたいと思います。
1.動物性脂質をできるだけ控えた食事にする
ワキの臭いにはエクリン腺とアポクリン腺のほかにもうひとつ、全身の皮膚に分布している腺組織があります。
それは皮膚を乾燥から守るために皮脂を分泌する皮脂腺です。
皮膚には常在細菌が汗と皮脂をエサとして代謝・分解するのですが、皮脂の分泌が多くなることにより汗の臭いも強くしてしまう要因となります。
人間の皮脂は脂質から作られるものなので、動物性脂質を多く摂取すると皮脂の分泌が過剰になります。そのほか糖質の摂りすぎや辛いものの摂りすぎなども皮脂腺を刺激します。
そのため辛いものの摂りすぎも注意が必要です。
2.ワキ汗をきちんと処理する方法3つ
①汗を抑える
まずワキ汗をできるだけ抑えるようにしましょう。
夏場になると朝の出勤時にワキがびっちょりなんてこともありますよね。
そのワキが濡れたまま会社についてそのままにしてると臭いをまき散らす原因ともなり、スメルハラスメントと言われてもおかしくありません。
外出前にはワキの汗を止める制汗剤などを忘れずに塗るようにしましょう。
今ではスプレー以外にもロールオンタイプやクリームタイプなど様々な種類の商品があります。
できるだけ臭いを抑える時間が長いものを選び、必要に応じて塗るようにしましょう。
また制汗剤も一度塗ったら安心ではなくこまめにワキの臭いを確認したいもの。
時間が経ってまた臭うようであれば、汗の処理をしたあとに再度塗るようにしましょう。
②着ている服に汗を染み込ませない
ワキ汗が下着や服に染み込むとどうしてもニオイが発生しやすくなります。その汚れた服を洗濯しない限り、臭いのまま一日過ごすことになってしまいます。
なので、汗をかきやすいワキはわきパッドなどを利用し、汗を染み込ませないような工夫を心がけましょう。
③汗を拭く際には濡れたタオルを使う
汗を拭く際には、乾いたタオルを使うよりも濡れたタオルで拭くようにしましょう。
汗は本来、体温を下げるためにかくものです。その汗を乾燥したタオルなどでよく拭いてしまうと蒸発する水分がなくなってしまうため体温が下がりません。
汗をよく拭くのはかえって汗をかくことにつながります。
まとめ
新入社員は印象がたいせつ。そのため最低でも身だしなみはしっかりするようにしましょう。
体臭のケアも人の印象を決める大事な要素です。とくにワキの臭いに注意し、暑くなる夏を乗り切りましょう。
10代~20代の体臭で最も気になる箇所はワキの臭いが最も多いです。
臭いを自分でチェックして、周りに迷惑をかけないようケアしていくことを心がけましょう。