冬こそ加齢臭対策を!!加齢臭を振りまく原因は冬の服装にあった

 

 

暑い夏は普段より汗をかきやすくなり、体臭も気になりやすい時期。一方、冬場は気温が低く、汗をかかないため臭いのケアをおろそかにしがちな時期。

 

夏ならともかく冬は別に体臭ケアしなくてもいい季節と思ってませんか?

 

実は、冬こそ強く加齢臭ケアを意識すべき季節です。

 

…でも汗をかきづらい冬場なのになぜ?って思いませんか?

 

今回は、冬場の体臭ケアが大切である理由とその対策の仕方について書いていきます。

加齢臭について知る

 

 

加齢臭は読んで字のごとく、人間が年齢を重ねるにつれて発するようになる臭いです。一般に中高年の男女…とくに40代後半から強くなってくる臭いとされています。

 

ここ最近では技術の進歩や時代の流れから体臭チェッカー(アプリ)も登場しています。スメルハラスメントなるワードも認知され始め、職場においての体臭エチケットも注目されています。

 

日本人は体臭に敏感。加齢臭対策の仕方やグッズへの関心も高まっています。※コニカミノルタ発・体臭チェッカー(アプリ&ガジェット)クンクンボディの最新情報の記事⇒【実機画像あり】クンクンボディ-見える体臭ケアを実現!!必要なのはこんな人

 

加齢臭発生の仕組み

 

※加齢臭発生の仕組みの図

 

加齢臭は汗からではなく、皮脂腺または皮脂から発生する臭いです。

 

人間の体は皮膚のうるおいを保つため皮脂腺から皮脂を分泌します。しかし年齢を重ねると、皮脂腺の中でパルミトオレイン酸という脂肪酸が増加します。と同時に過酸化脂質も増加。その2つが結びつき、加齢臭の原因物質・ノネナールが生まれます。

 

このノネナールこそが加齢臭の原因物質とされているもの。皮脂腺から皮脂を分泌し、空気中の酸素により皮脂が酸化することで、加齢臭はより強い臭いを発します。

 

また量としては微量ですが、皮脂腺からも皮脂ガスとして加齢臭を発生していることが2017年3月の資生堂の研究発表により明らかとなりました。(この件についてこちらで詳しく書いてます。

 

冬の加齢臭、三つの注意点

 

 

なぜ冬場は加齢臭が気になるのか?まずはその原因から。三つ挙げてみました。

  1. 冬場は汗は臭いやすく、加齢臭が混ざることでニオイはより強力に
  2. 汗臭さが減ることで、加齢臭がより目立ちやすくなる
  3. 冬場になるとお風呂に入る頻度が減る人も。着ている服のケアも気にしなくなる

 

夏場は汗臭さが気になり、冬場は加齢臭が気になるシーズンと言えます。

 

冬の汗は臭いやすい!?なぜ!?

 

汗を出すエクリン腺の数はひとそれぞれですが全身におよそ200~500万個あるとされ、以下の

 

  • 汗を出す       「能動汗腺」
  • 汗を出さない 「不能汗腺」

 

2種類の汗腺に分けられます。

 

冬になると汗をかく汗腺は夏よりも減少します。そのため汗を出す能動汗腺への負担が大きくなり、汗の中のミネラルを血管に戻す「再吸収」の働きが追い付かなくなります。

 

そうなるとミネラルやアンモニアなどが汗の中に含まれるようになり、皮膚上で蒸発しにくいベタベタした汗に変わります。そうなったら細菌にとっては好都合。皮膚の表面が細菌にとって繁殖しやすい環境になり、臭いも発生しやすくなります。

 

寒い冬は汗をかきにくい感じはしますよね。ですが、実は気温の低い冬は身体が体温を保とうとするため基礎代謝量はあがります。

 

そのため、少しの運動でも汗が出やすくなっているのです。

 

精神性発汗も同様

 

ストレス、不安や緊張などによる精神性発汗も突発的な汗であり、急な汗を大量にかくことがあります。この汗は運動などによる温熱性発汗とは異なるもの。

 

その場合もミネラル分の再吸収が追い付かなくなり、臭う汗となってしまいます。

 

その汗が加齢臭が混ざることで強い臭いを発生させる。そして冬は肌が乾燥することで加齢臭をより強くしてしまいます。

 

冬は肌が乾燥。それが細菌のエサに

 

気温が低くなる冬は汗の分泌量が大幅に減少するので、汗臭さをあまり感じさせない季節です。

 

しかし、湿度の低下により肌が乾燥し、剥離(はくり)したパサパサの角質が細菌のエサになり、臭いが発生しやすい環境でもあるのです。

 

以下がその発生メカニズムです。

冬の肌の乾燥について

 

皮膚の表面には角質層がありますが、冬の湿度が50%を下回ることにより、角質細胞の水分が急激に失います。

 

そのことから皮膚表面を覆っていた皮脂膜がうすくなり、皮膚の潤いをたもつ成分も同時に失われてしまいます。

 

※肌の乾燥のイメージ。

 

このような状態になることで、角質の細胞間や皮脂膜に隙間ができ、水分が蒸発して角質がはがれていき、その角質が皮膚上に付着します。

 

また、その細胞の隙間から蒸発した水分は、尿素などの天然保湿成分やニオイ物質を含んだ水分なため、体臭を強くしてしまう要因となります

 

冬の乾燥肌を防ぐということは体臭の軽減にもつながります。「保湿成分」を含んだボディーソープやボディーローションを選び、乾燥を防ぐようにするようにしましょう。

 

汗臭さが減ることで加齢臭が目立つように

 

冬は夏よりも汗をかく機会が減るため、汗臭いと感じることは減ると思います。しかし、冬は暖房や服装により、蒸れた臭いの加齢臭が目立ちやすくなります。

 

その理由は私たちの冬に着ている服装にあります。

 

加齢臭を強くする冬のファッション

  • 手のひら
  • 足の裏

 

上記に挙げたのは加齢臭の原因となる皮脂腺がない箇所。〜ということは、それ以外の箇所で加齢臭が発生するとも言えます。おぼえておいてください。

 

暑い夏に着る服はせいぜいTシャツ1枚程度。しかし寒い冬はコートにブルゾン、ニット地のものなどドライクリーニングが必要になるものが多い。

 

それらを着込むことで身体から汗が蒸発しにくくなり、服の中にニオイがこもりやすくなる。

 

とくにアポクリン腺があるワキの下あたりは臭いが強くでる箇所。普段から体臭を気にしてる人は上着を脱いだ際に蒸された汗臭と加齢臭が混ざったつよい悪臭を周囲にふりまく恐れあり。要注意です。

 

またニオイ成分が潜り込んで染み付きやすくなる厚手の生地の服は、クリーニングに出さないとニオイが取れない場合も。

 

冬場の皮脂の分泌は夏場の半分程度と言われていますが

  • 暖房
  • 服装

も体臭に影響を与える要因となります。

 

この項をまとめると、空調の暖房や着衣により身体の汗が蒸され、加齢臭と混ざり、より強い臭いに発展。という具合です。

 

冬の着ている服に臭いがこもりやすい

 

 

夏に着るTシャツや薄手の下着とは違い、冬に着る服は厚手でしっかりした生地のコートやニット生地のものが多いです。それらに臭いがうつってしまいます。

 

しかもアウターといった、いかにもな冬服は自宅で洗えるものが少なく、繰り返し着用することで繊維の奥までニオイが染み込んでしまいます。

 

その染み込んだ臭いは気温が低い時には、それほど臭いが立ちません。しかし、暖房のある温かい部屋に入るとニオイ物質は発散しやすくなり、加齢臭を振りまくことにもつながります。

 

冬は汗をかきにくい季節のため、服のクリーニングや洗濯をおこたりがち。しかし夏同様に服装にも臭い対策をしなければならない現実があるのです。

 

体臭は香水で消そうとしても、余計に不快な臭いに変わってしまいます。そのためきちんとした消臭をする必要があります。冬場の服装にはこちらの消臭スプレーであれば非常に便利です。

こちらは衣類についた体臭をミネラルイオンのパワーで消臭できるものになっています。

また着用前に服にスプレ―することで衣類に消臭効果を持たせ、臭わない状態へと変化してくれます。

 

また使用されている成分が清涼飲料水の成分規格をクリアしており高い安全性を誇っています。また無臭であるため香りが苦手な人にも安心して使うことができます。

 

当サイトで実際に使用してレビューしている記事がありますので気になるかたは是非!

【デオラボ イオンクリア口コミ】衣類の最強消臭スプレーを使って見えた弱点!?

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色々面倒になる冬の時期

 

冬はお風呂に入るのが面倒という方もいます。

 

とくに冬場は忘年会といった飲み会シーズンで帰りが遅くなることもしばしば。仕事でも忙しい時期で残業で帰りが遅く家に着くなり寝てしまうなんてこともあります。

 

このあたりをTwitter検索してみると、

服を脱ぐところが寒くてお風呂に入りたくないっていう方もいそうです。そんな時はすぐに温まるハロゲンヒーターを設置するのも良さそうです。

 

冬はさむくて動くのも面倒ですよね。こたつに入ったら最後、そのまま寝落ちすることも。気持ちわかります。

 

冬こそ入浴!!しっかり汗をかこう

 

汗のにおいを防ぐには、日頃から汗腺の働きをよくして汗をかきやすくすることが大切。入浴時にゆっくり湯船につかるだけでも、臭い汗をかきにくくなります。

 

スポーツやサウナなどで汗をかくことももちろんOKですが、入浴でも簡単に効率よく汗腺を鍛えられます。冬場の寒い日でも面倒くさがらずにお風呂に入りしっかり汗をかくようにしましょう。

 

お風呂で効率よく汗腺を鍛えられるトレーニングがあるので以下に紹介します。

 

お風呂で汗腺トレーニング

 

 

このお風呂での汗腺トレーニングは、ワキガ多汗症治療に長年携わってきた五味クリニックの院長五味常明先生が考案したトレーニング。日常に取り組みやすい内容です。

 

湯船で汗腺トレーニング法

 

1.高温で手足浴

 

まず湯船の1/3~1/2程度熱めのお湯(43度~44度)で満たします。その湯船の中でひじとひざ下を10~15分ほどつけます。(湯船の中に風呂椅子などを入れて座ると丁度いい高さになります)

 

2.微温で半身浴・全身浴

 

次に、湯船に水かぬるま湯を足して36度くらいにして、再び10~15分つかります。

 

さら効果を上げるためのポイント

 

半身浴・全身浴の際湯船にコップ1杯ほどのお酢を入れると、より効果的になります。またお風呂あがりにはしっかりとした水分補給を行うようにしてください。

 

水分補給には、

 

  • りんご酢
  • 黒酢
  • クエン酸を含むスポーツドリンク

 

などがいいでしょう。※参考 汗腺トレーニングの方法 - 五味クリニック

 

以上のような汗腺トレーニングを最低でも1週間~2週間程度継続しましょう。日を追うごとに汗腺機能が高まり気持ちいい汗がかけるようになりますよ。

 

自律神経の働きもよくなるとのこと。興味ある方はぜひ試してみてください。

 

まとめ

 

 

冬の加齢臭に気をつけることは、

  • 乾燥による皮膚のケア
  • 汗腺の働きの低下
  • 厚手の服装による蒸れ
  • 汗をかかないことによるニオイの意識低下

 

冬の加齢臭は暖房や厚手の生地の服装により、蒸れてしまい強い臭いを振りまいてしまうことにもなりかねません。

 

また夏場よりも実はケアしていくのは手間がかかることが多かったりします。

 

臭いをケアしていく上で重要なのは毎日続けること。そのためには効果的な方法を簡単に行えるように対策を選んでいくようにしましょう。